2021年5月31日

モーニングスター株式会社
(コード番号:4765)
(上場取引所:東京証券取引所 市場第一部)

代表者:代表取締役社長 朝倉 智也

開示責任者:取締役管理部長 小川 和久

「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」の発表について

~「TRANBI」が総合第1位を獲得!~

 中立的な第三者としての立場から各種金融商品やWebサイトの客観的な評価・比較を行うモーニングスター株式会社(以下、当社)は、「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」をGomezのWebサイト(https://www.gomez.co.jp/)で発表しました。

 近年、日本におけるM&A仲介業者の数は年々増加しています。なかでも、M&Aプラットフォームの登場により、これまではコスト、知識や情報等の様々な観点からM&Aが難しかった中小・零細企業や個人(事業主)についても、マッチング可能性が飛躍的に高まることが期待されています。また、高齢化が進む日本社会において、事業継承ニーズの受け皿としてM&Aプラットフォームが果たす役割は大きいと言えます。このような社会的な関心と期待を背景に、多くのM&Aプラットフォームがサービスを展開していますが、登録・利用条件やサービスの範囲等、それぞれに特徴が見られます。

 こうした社会的背景も踏まえ、この度当社では売り手・買い手ともに幅広く門戸を開きサービスを提供するM&Aプラットフォームについてランキング調査を行いました。本調査は、M&Aプラットフォームのユーザーとなる掲載案件の売り手・買い手双方の視点に基づく「ウェブサイトの使いやすさ」「サイトの安定性・セキュリティ」「便利なサービス・機能」「情報の充実度・信頼感」の4つの切り口(カテゴリー)から構成される100の調査項目について当社アナリストが評価を行い、総合的に優れたM&Aプラットフォームサイトのランキングを決定しています。

 なお、本調査を含む企業のウェブサービスの評価・分析・コンサルティングおよび各種システム開発業務を行うゴメス・コンサルティング事業部は、2021年7月1日をもって会社分割により株式会社ブロードバンドセキュリティに承継される予定です。本調査におけるセキュリティ関連の調査や評価についても、ITセキュリティに特化したサービス専門企業である株式会社ブロードバンドセキュリティの知見を活かし実施しています。

「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」の結果は、次の通りです。

順位
得点
サイト名(運営会社)
1位 8.19
TRANBI(トランビ)
2位 7.00
BATONZ(バトンズ)
3位 5.88
SPEED M&A(アイデアルパートナーズ)
4位 5.63
M&Aナビ(M&Aナビ)
5位 5.39
M&A PARK(エムアンドエーパーク)
6位 5.11
MARR MATCHING(レコフデータ)

カテゴリ別ランキングは、次の通りです。

カテゴリ別ランキング: ウェブサイトの使いやすさ

順位
得点
サイト名
1位 8.07
MARR MATCHING
2位 7.84
TRANBI
3位 7.61
SPEED M&A

カテゴリ別ランキング: サイトの安定性・セキュリティ

順位
得点
サイト名
1位 8.26
TRANBI
2位 5.87
BATONZ
3位 5.65
M&Aナビ

カテゴリ別ランキング: 便利なサービス・機能

順位
得点
サイト名
1位 8.60
BATONZ
2位 7.54
TRANBI
3位 7.02
SPEED M&A

カテゴリ別ランキング: 情報の充実度・信頼感

順位
得点
サイト名
1位 9.10
TRANBI
2位 7.30
BATONZ
3位 5.68
M&A PARK

【ランキング上位企業の評価理由】

 第1回となる「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」では、TRANBI(株式会社トランビ)が総合第1位を獲得しました。
 2016年にサイトを開設したTRANBIは、中小企業庁・事業引継ぎ支援センターと連携する民間M&Aプラットフォーマーの1社です。最近では、従来の成功報酬型ではなく月額利用型の料金体系を採用し、全国の信用金庫と連携する専用サービスや人材マッチングサービスを提供する等、新しい取り組みにも積極的です。

 TRANBIサイトは、掲載案件に関する情報が大変充実しており、買い手ユーザーは初回のコンタクト前に案件を独自に吟味することができます。また、法人・個人(事業主)ともに、M&Aの交渉を申し込むにあたっては履歴事項全部証明書や公的証明書等の登録が必須となっており、取引に際しての信頼感が高いことも特徴として挙げられます。サイトのセキュリティ・安定性も高いレベルで達成しています。

 総合第2位はBATONZ(株式会社バトンズ)となりました。
 日本M&Aセンターが出資するBATONZは、国内最大級の成約実績を誇るM&Aプラットフォームサイトの1つです。

 BATONZは、便利なサービス・機能が充実するユーザーにとって魅力的なサイトとなっています。特に、買い手ユーザーにとっては検索やお気に入り機能等の使い勝手がよく、ログイン後のマイページでは、入力した買いニーズに基づき推奨案件が「おすすめ売り案件」として自動的にピックアップされます。成約事例紹介や専門家によるコラム等、初心者にも理解しやすいコンテンツも充実しています。また、買収資金の調達についても日本政策金融公庫と連携しており、買い手ユーザーにとっては魅力的なサービスとなっています。

 総合第3位はSPEED M&A(株式会社アイデアルパートナーズ)となりました。
 成約のスピードを重視するSPEED M&Aでは、M&Aコンサルタントによるサポート機能が充実しています。また、一部ではありますが、買い手ユーザーを手数料無料としています。

 シンプルなデザインのウェブサイトは、メニュー項目や表示位置が一貫しており、サイトマップも参照しやすいため、ユーザーが現在位置を把握し必要な情報にスムーズに遷移できる使いやすい構成となっています。また、チャット機能が豊富で、交渉相手や事務局ともプライベートチャットでファイル添付等も含めたやり取りが気軽にできる点も特筆すべきでしょう。

【総評とM&Aプラットフォームのトレンド】

 2000年代から増加傾向にあるM&Aプラットフォーマーは、2020年末時点では370社が存在しています 。さらに、最近では、日本事業承継アントレプレナーズ株式会社がM&Aナビの運営会社の株式を過半数取得する等、急増したM&Aプラットフォームの中でM&Aを行う動きも活発化してきています。

 M&Aプラットフォームサイトは、今回の調査対象のような幅広く門戸を開いた登録型サイトもあれば、ユーザーや案件について審査制を採用し、厳選したユーザーに対してよりフィットしたサービスを提供するサイトも存在します。そのため、売り手・買い手ともに、自らの目的や事業環境を踏まえて、利用するサイトを選択することが肝要です。

 多くのサイトでは売り手ユーザーには課金しないため、複数のサイトに案件を登録しているケースが多く見られます。一方で、買い手ユーザーの料金体系はサイトによって異なります。最近では、従来の成功報酬型の料金体系ではなく、月額利用料といった料金体系や会員制度を採用するケースも見られます。こうした定額サービスを採用する代表的なTRANBIやBATONZは、有料会員への充実した情報提供や研修プログラムを提供しています。一方で、M&AナビやSPEED M&Aのように、買い手ユーザーの手数料を無料化するサイトも現れています。

 本調査においては、ウェブサイトの使いやすさについては、本調査対象の6サイト全てがスマートフォン最適化する(達成率100%)等、一定程度の水準で達成している一方で、サイトの安定性・セキュリティについては達成度に大きなばらつきが見られました。今後は、非推奨のバージョン利用(フレームワーク、言語、OS等)の不使用やHTTPレスポンスヘッダによるセキュリティ対策の実施等が全サイトともに求められる課題と言えるでしょう。

 案件のお気に入り機能や新着案件の通知機能等、全てのサイトが達成する基本的なサービス・機能がありながらも、チャットツールや株主価値算定サービスの提供といったそれぞれ1社のみが提供するサービス・機能もあり(達成率17%)、各社ごとに特徴的な取り組みも見られました。情報の充実度・信頼感の観点では、法人・個人(事業主)ともに登録時に求められる証明書については各サイトごとに違いがあり、例えば法人の場合に履歴事項全部証明書のアップロードを必須とするサイトは2社にとどまります(達成率33%)。

【調査概要】

調査期間
  • 2021年4月1日~2021年5月15日まで
  • ランキング結果は、2021年5月6日時点の各サイトに基づいています。
調査対象
  • M&Aプラットフォームサイトのうち、Gomezが定める以下の基準を満たす6サイト(TRANBI / BATONZ / SPEED M&A / M&Aナビ / M&A PARK / MARR MATCHING)をノミネートします。
  • 売り手・買い手ともに、案件情報の閲覧等の初期サービスを無料で利用できる
  • 売り手・買い手ともに、ウェブ上で完結する登録制度を採用している(審査制度を採用しているサイトは、ノミネート対象外)

【評価方法】

カテゴリ名称
評価内容
ウェブサイトの使いやすさ
ウェブサイト全体のユーザビリティを評価するカテゴリです。情報の見つけやすさや各コンテンツの見やすさ・使いやすさ、ウェブアクセシビリティ基準への対応状況等を総合的に評価します。スマートフォン最適化についても評価の対象です。
サイトの安定性・セキュリティ
ユーザーが安心してサイトを利用するための取り組みを評価するカテゴリです。各種セキュリティ対策、ウェブサイトの表示速度、稼働率等のパフォーマンスを評価します。
なお、「安定性と信頼感」の評価項目のうち、セキュリティ関連の評価は株式会社ブロードバンドセキュリティが担当しています。
便利なサービス・機能
M&Aプラットフォームが提供する様々なサービスや機能を評価するカテゴリです。情報入力や案件検索、通知機能等を評価します。
情報の充実度・信頼感
M&Aプラットフォームが提供するサービスの実績や掲載案件に関する情報の充実度を評価するカテゴリです。法人・個人(事業主)ともに本人確認のプロセスについても評価の対象です。

Gomezについて

 Gomezは、インターネット上で提供されるサービスを中立的な立場から評価・分析し、インターネット利用者の利便性向上とEコマース市場などの拡大に貢献するための情報提供・企業向けのアドバイスを目的とし、消費者・企業双方に対して利益となる情報を掲載しています。
 Gomezは、モーニングスター株式会社ゴメス・コンサルティング事業部により運営されています。なお、当ゴメス・コンサルティング事業部は、2021年7月1日をもって会社分割により株式会社ブロードバンドセキュリティに承継される予定です。詳細は、2021年5月14日モーニングスター株式会社リリース「会社分割(吸収分割)によるゴメス・コンサルティング事業の承継に関するお知らせ」をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ】
モーニングスター株式会社 ゴメス・コンサルティング事業部 森澤
電話:03-5338-7436 FAX:03-5338-7435
Eメール:gomez-info@gomez.co.jp

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