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大学サイトランキング[2010年7月]

【第1位:関西大学】

Gomez 大学サイトランキング2010総合第1位は前回に引き続き、関西大学(大阪府)が獲得した。今回も「使いやすさ」「情報量」の両面できわめて高い評価となっている。特に入試情報サイト「KanDai Web」が昨年に続きリニューアルされているなど、受験生向けコンテンツの充実度は特筆すべきものとなっている。また、本学サイトだけでなく、学内ほとんどのオリジナルサイトで共通化されたヘッダエリアによって、サイト全体で高い回遊性が確保されている点も注目である。

【第2位:東京農工大学】

第2位は前回5位から順位を上げた東京農工大学(東京都)である。第1位となった「ウェブサイトの使いやすさ」カテゴリでは、ノミネートサイト唯一の9点台を獲得するなど、ユーザビリティにおける高評価が際立っている。例えば、各ページの感想や問い合わせに対応するアンケートフォーム、ユーザー属性別やメニュー別それぞれに合わせたRSSの複数配信など、ユーザー視点のきめ細かな機能が多数用意されている。同じサイトデザインで提供される英語および中国語サイトも注目だ。ユーザビリティだけでなく、国公立大学において情報の過不足が比較的大きい、受験生や一般ユーザー向けのコンテンツもバランスよく用意されており、充実度の高い大学サイトが提供されている。

【第3位:神奈川大学】

第3位を獲得したのは、前回の49位から大きく順位を上げた神奈川大学(神奈川県)である。サイトリニューアルによって、すっきりとしたレイアウトにデザインが一新されており、ユーザビリティが大きく向上した。また、これら見た目の部分だけでなく、サイト内の各コンテンツページも刷新されており、情報の充実度という点でも高い評価となった。サイトの規模が大きく、リニューアルに多大な時間を要する大学サイトでは、やむなくトップページをはじめとした上位階層のみをリニューアルする事も多い。こういった場合、操作の一貫性という面で、かえってサイトユーザビリティを低下させてしまうケースが少なくない。同サイトにおいては、きめ細かいウェブサイト充実化への取り組みが今回の高い評価へとつながった。

【総評】

今回の総合順位で特に目立ったのが国立大学サイトの評価の躍進だ。第2位の東京農工大学のほかにも、第4位横浜国立大学(神奈川県)、第12位電気通信大学(東京都)、第13位鳴門教育大学(徳島大学)など、多くの国立大学が上位にランクインした。リニューアルによってサイトユーザビリティが向上しただけでなく、「中身」=コンテンツの部分も充実化が図られたことで、「ウェブサイトの使いやすさ」「情報の公開度・先進性」両カテゴリで高評価となっている点が特徴だ。

一方、私立大学に目を向けると、引き続きウェブ広報における先進的取り組みを行う大学が上位にランクインする結果となっている。例えば、そのコンテンツ充実度に驚かされる近畿大学(大阪府)のモバイルサイト「キンモバ」や、模擬講義や合格体験記、SNSまであらゆる大学体験コンテンツが用意されている早稲田大学(東京都)のオンライン・オープンキャンパスサイトなどが挙げられるだろう。立命館大学(京都府)の「RSweb」のような動画などウェブならでは「見せ方」を活かしたウェブマガジン型コンテンツの充実もトレンドの一つといえよう。また、よりインタラクティブでリアルな広報ツールとして注目を集めるTwitter(ミニブログ)を利用する大学も少しずつ増えてきている。

なお、言うまでもなくこれらオリジナリティのある広報コンテンツは、ユーザーにとって見つけやすいことが重要である。ユーザーが迷うこと無く、欲しい情報へ容易にアクセス出来る環境が求められる。先進的なweb広報への取り組みと、大学の公式サイトとしてのウェブユーザビリティへ高い意識、この両輪を兼ね備えた“バランスの良い”大学サイトが今回も高い総合得点を獲得する結果となった。

(このレビューは2010年7月16日までの各大学サイトに基づいています)

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