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大学サイトランキング[2010年7月]

【入学試験情報】

このカテゴリでは、大学サイトのメインコンテンツともいえる受験生向けの入学試験情報の充実度を評価している。ウェブ広報という視点では、オープンキャンパス情報をはじめ、各大学で趣向を凝らした多くのコンテンツが提供されており、近年の入試広報におけるウェブ活用の進展を感じさせてくれる。では、入試要項や過去の入試結果データなど、肝心の入試基本情報はどうだろうか。入試要項については、一部PDFファイルやFlash形式のデジタル大学案内へのリンクだけといったケースもみられたものの、ほとんどのサイトでHTMLベースのものが掲載されていた。一方、過去の入試結果データについては、大学によって開示のポリシーが異なり、たとえ詳細なデータを公開しているサイトでも、複数年分の入試結果データを公開しているサイトは極めて少なかった。

【資料請求とFAQ】

このカテゴリでは、入学試験情報についての問合せフォームや資料請求など、大学サイトのインタラクティブ性を評価している。資料請求については、ボタンの見つけやすさにバラつきがあるものの、ほぼ全てのサイトから可能であった。他方、『問合せ』については大学間での差が大きく、一部サイトでは大学全体の問合せ先電話番号の一覧ページに飛ばされてしまうケースもみられた。評価の高かったサイトでは、受験生専用の問合せフォームを設置し、より問合せのハードルを下げる配慮がなされているほか、入試関連のFAQコンテンツも充実しているケースが多かった。

【大学紹介コンテンツ】

大学サイトの隠れた人気コンテンツともいえるキャンパスマップ。Flashを利用した動きのあるもの、施設紹介やインタビュー動画と連動したものなど、趣向を凝らしたものが多い。また、キャンパスマップと並び、大学までのアクセス情報も、重要な情報のひとつである。写真付きで大学までのルートを解説したものや、各交通機関の時刻表ページへのリンクを貼付したもの、GoogleマップAPIを活用したものまで地図情報の見せ方にもさまざまな工夫がみられた。

【キャンパスライフ】

『キャンパスライフ』『学生生活』といったメニューカテゴリで提供される情報を評価するカテゴリである。クラブ活動、サークル活動などは、受験生にとっても関心の高い情報だろう。キャンパスカレンダーなど、年中行事を紹介するコンテンツでは、各行事の解説ページと連動した充実度の高いものもみられた。また、「国際交流」も近年の大学を語る上では重要なキーワードの一つである。留学希望者向けの情報だけでなく、英語などによる外国人留学生へのサポート情報の提供も徐々に増えている。

【就職情報】

このカテゴリでは、就職・資格関連情報の充実度を評価している。就職サポートの充実度や、就職実績は在学生だけでなく受験生にとっても重要な情報である。また、どういった資格が取得できるのかといった資格情報も、知っておきたい有益な情報だ。しかし、重要なコンテンツではあるものの、その公開度には大きなバラつきがある。いつのデータかわからない就職先一覧や、具体性に欠けるグラフ情報など、情報が伝わりにくいケースも多かった。一方、評価の高かったサイトでは、過年度分まで詳細な就職実績データを公開するケースや、資格情報においては、その資格の内容や取得のメリットなどより具体的な情報が紹介されているケースもあった。

【ウェブ広報の先進性】

このカテゴリでは、よりプロモーションに特化した広報コンテンツの充実度を評価している。代表的なものは広報課や学生スタッフによるブログだ。最近ではTwitterなど新しいトレンドを積極的に取り入れる大学も出てきている。ただし、欧米の大学サイトと比較すれば、ソーシャルメディアをWeb広報に活用する事例は少なく、YouTubeなど動画共有サービスに限られているのが現状だ。残念なのが、ブログやコラムなどの記事がほとんど更新されていないケースである。こういったコンテンツは定期更新がきわめて重要である。そのため、一部大学では、学生や教授陣、広報課など学内のブログやインタビュー記事を集約・ポータルサイト化するなどし、読み物コンテンツとして充実化を図る取り組みがなされている。

(このレビューは2010年7月16日までの各大学サイトに基づいています)

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