地方銀行サイトランキング[2011年9月]
総評
上位企業の特徴
第1位:千葉銀行
総合得点第1位は「千葉銀行」が獲得した。使いやすさ、コンテンツともに第1位となっており、高いクオリティのウェブサイトを展開している。とくにサイトを通じて一貫した商品説明ページは概要と詳細、そして次のアクションへの流れが明瞭であり、理路整然としたわかりやすいコンテンツづくりが貫徹されている。
第2位:東京スター銀行
総合得点第2位は「東京スター銀行」。コンテンツ面に大きな特徴があり、文字のみならずアイコンなどを活用して、直感的にもわかりやすいコンテンツづくりの発想が貫かれている。音声や映像の活用、昨今話題の事象に対する解説など、他行にはない斬新な取り組みも見逃せない。
第3位:福岡銀行・静岡銀行
総合得点第3位は同点の二行、「福岡銀行」と「静岡銀行」となった。ともにビジュアルを活用した印象的なトップページデザインを採用している。「福岡銀行」は充実した商品紹介コンテンツに加え、マーケット情報やよくある質問など、大小さまざまなコンテンツに工夫がこらされている。他方、「静岡銀行」はサイトを通じて一貫した回遊しやすいナビゲーション体系を軸に、使いやすさを追求したウェブサイトとなっている。
総評・全体的な動き
このところ地方銀行業界は、ウェブサイトをフルリニューアルする動きが活発である。直近で見ても、福井銀行(総合第9位)、佐賀銀行(「機能性・使いやすさ」で第4位)、常陽銀行(総合第7位)、京葉銀行(総合第8位)などがあげられる。それ以外にも多くの銀行がリニューアルを実施しており、ウェブサイトのユーザビリティ向上の動きは著しい。ウェブサイトに対する改善意欲が高まっていることがうかがえる。また、スマートフォンへの対応など、ユーザー動向に敏感に反応した対応が一部で進んでいることも付言しておこう。
一昔前と比べれば劇的に改善がなされた地方銀行サイトであるが、解決すべき課題を抱えるサイトもまだ多い。例えば、さまざまなコンテンツを参照するに際して直面する回遊性の問題(居所がわからなかったり、ページ間の移動にスムーズさを欠いたりする)、あるいは、紋切型の商品説明や単なるパンフレット一覧にすぎない商品説明ページの問題などだ。
インターネット利用者層が広がり続けている昨今、表面的な洗練さだけではなく、ユーザーを的確に誘導できるナビゲーション・メニューと情報構造、あるいはユーザーの関心・興味を引くようなコンテンツづくりや動線設計という視点が今まで以上に求められている。

カテゴリー別ランキング
- > 総合得点
- > 機能性・使いやすさ
- > 商品・サービス情報の充実度