ソフトバンク
証券コード:9984 市場:東証1部 業種:情報・通信業
カテゴリ別得点・順位
2011年3月25日時点
得点 |
総合 |
業種 |
|
|---|---|---|---|
総合得点 |
8.45 |
1位 |
1位 |
ウェブサイトの使いやすさ |
8.70 |
3位 |
1位 |
財務・決算情報の充実度 |
8.68 |
2位 |
1位 |
企業・経営情報の充実度 |
8.07 |
11位 |
2位 |
情報開示の積極性・先進性 |
8.18 |
5位 |
3位 |
理論上最高得点=10 理論上最低得点=0

携帯電話をはじめ、数々の通信・インターネット事業を手がけるソフトバンクが総合第1位(3社同時)となった。引き続きコンテンツなどの改善を積み重ね、初の総合1位の獲得である。動画やソーシャルメディアなどを活用したインターネットならではの情報開示のみならず、業績に関する解説、あるいは経営方針やコーポレートガバナンスに関する情報といった基本コンテンツも充実したIRサイトである。
インターネットの特性を活かした情報開示
ソフトバンクIRサイトの特徴の一つは、動画配信を活用した数々の情報開示だ。四半期ごとに行われる決算説明会とアナリスト説明会は、ライブ配信とオンデマンド配信が行われている。Ustreamを活用したリアルタイム中継を先んじて行ったことも、記憶に新しいだろう。さらに過去の動画を遡って参照することもできる。動画へのリンクには再生時間を併記し、再生前に所要時間を確認できるなど、ページづくりもきめこまかい。
あわせて決算説明会の概要をまとめた「決算説明会レビュー」や質疑応答、アナリスト向けの補足資料の開示とExcelダウンロードなども提供されている。動画配信だけでなく、それを補完する各種の情報提供についても抜かりがない。
そして、各IRページではTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアとの連携がとられている。これによりユーザーは容易に情報をシェアすることが可能になっている点も、日本企業のIRサイトでは皆無に近い取り組みである。
充実した決算情報とセグメント情報
「連結業績・財務について」を中心に、業績ハイライト情報が充実している。主要指標である「経営成績」「財務状態」「キャッシュフロー」のそれぞれについて、ページを分けて解説。グラフを活用して、直感的な理解にも配慮されている。また、ソフトバンクは移動体通信事業やブロードバンド事業など、複数の事業を手がけているため、会社の全体像に加え、事業セグメントに関する情報が不可欠だ。そのため「事業セグメント別業績レビュー」が設けられ、解説にあてられている。まず、サブカテゴリ開始ページで売上と利益の構成比、各事業のEBITDAがそれぞれ記載され、会社の全体像を把握できる。そして、各事業の詳細解説を担当する個別セグメントページへと流れてゆく。なるほど、全体像把握から各事業の詳細解説へと、段階的に理解を深められる情報構造となっているわけだ。
大きく改善した経営情報
今回、経営の将来性やコーポレートガバナンスなど、経営に関する情報が大きく改善された。業績予想、課題と戦略、そして新30年ビジョンという未来を意識したコンテンツ。そして、経営体制を解説したコーポレートガバナンスでは、社外取締役からのコメントや選任理由に加え、役員報酬などが開示されている。
ソフトバンクのIRサイトは、毎期めざましい改善を続けている。そしてついに今回、初の第1位となった。動画配信や数々の財務情報、多彩なニュースコンテンツという特徴を維持しつつ、情報開示が手薄な部分を強化しながら充実したIRサイトを作り上げてきた結果である。情報開示の強化とともに最新のインターネットトレンドを積極的に取り入れていくソフトバンクIRサイトに、今後もウェブIRのイノベーションを期待していきたい。
(このレビューは2011年3月25日までの各社サイトに基づいています)

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