ランキングの調査手法

「Gomez IRサイトランキング」は、上場企業がインターネット上で株主・投資家向け広報(IR)活動を行うためのウェブサイト(IRサイト)の使いやすさや情報の充実度を評価することを目的として実施されています。

調査概要は、以下のとおりです。

1. 調査期間について

2010年11月~2011年03月。
(ランキングデータは、2011年3月25日までのものを反映しています)

2. 調査対象範囲について

上場企業がインターネット上で公開するIR情報を調査します。

「Gomez IRサイトランキング」では、「IR情報」を財務・決算情報や決算説明会に関するコンテンツのみならず、ビジネスや戦略、コーポレートガバナンス、環境や社会に対する活動、そして各種リリースなど、経営にかかわるすべての情報を包含する広義の概念としてとらえます。

そのため、いわゆる「投資家情報サイト」に加え、会社情報に関するサイト、CSR(企業の社会的責任)に関するサイトなども調査の対象としています。

(採用サイトや商用サイト、製品・ブランドサイトなどは調査の対象としていません)

3. ノミネートについて

「Gomez IRサイトランキング」は、一定水準以上のクオリティを持つIRサイトのみを評価の対象とするために、予備選考方式を採用しています。ノミネート方法からランキング決定までの流れは、以下のとおりです。

調査対象企業

2011年3月時点に日本国内の上場企業をノミネート調査の対象とします。なお、以下に該当する企業は、ノミネート調査から除外しています。

  • 整理ポストに該当する企業
  • 2010年4月以降のIPO企業(上場後1年未満の企業)

2011年調査では、3,614社が調査の対象となりました。

ノミネート条件

上記の条件を満たす全上場企業のIRサイトを対象に、予備選考調査を実施します。調査は、IRサイトに最低限掲載すべきコンテンツなど、30項目のチェックリストにもとづいて行われ、そのうち一定基準を満たす企業を最終選考にノミネートします。

2011年版では、606社が最終選考にノミネートされました。

ランキングの決定

最終選考にノミネートされた企業のウェブサイトを、ユーザーの視点にもとづいて設定された291の調査項目に基づいて、当社アナリストが実際にウェブサイトを操作して評価をします。この調査項目は、以下の4つのカテゴリから構成されています。

  • ウェブサイトの使いやすさ
  • 財務・決算情報の充実度
  • 企業・経営情報の充実度
  • 情報開示の積極性・先進性

これらの視点からそれぞれ評価を行い、ユーザーにとっての重要度(ウェイト)を加味して各カテゴリのスコアを算出し、総合得点を集計したうえで総合ランキングを決定します。そして、総合得点4.00以上の企業を当社ランキングサイトに掲載します。2011年調査では553社が該当しました。

IRサイト優秀企業

総合得点が6.00点以上の企業を「IRサイト優秀企業」として選定しています。

4. 評価カテゴリについて

「Gomez IRサイトランキング」では、各社ウェブサイトの特徴(強み・弱み等)を明確にすることを目的として、カテゴリごとのスコアを集計した「カテゴリ・ランキング」を発表しています。

2011年調査における各カテゴリの主な特徴と評価軸、配点状況は、以下のようになっています。

(1)ウェブサイトの使いやすさ(配点:28%)

IR情報を提供するウェブサイト全体のユーザビリティを評価するカテゴリです。情報の見つけやすさや各コンテンツの見やすさ・使いやすさ、ウェブ・アクセシビリティ基準への対応状況等を総合的に評価します。具体的には、以下の5つの領域から評価を行います。

  • ウェブサイトの使いやすさ
  • 財務・決算情報の充実度
  • 企業・経営情報の充実度
  • 情報開示の積極性・先進性

(2)財務・決算情報の充実度(配点:30%)

財務や決算に関する情報量を評価するカテゴリです。ウェブサイト上に掲載されたIR資料や説明会情報など、主に業績を中心とする定量的な情報の充実度を総合的に評価します。具体的には、以下の5つの領域から評価を行います。

  • 決算概況と業績ハイライト
  • 事業概況とセグメント情報
  • 株式・債券の情報
  • ディスクロージャ資料
  • 決算プレゼンテーション

(3)企業・経営情報の充実度(配点:24%)

会社や事業に関する情報量について評価するカテゴリです。事業や経営戦略、コーポレートガバナンスと株主総会、CSRなど、企業に関する定性的な情報の充実度を総合的に評価します。具体的には、以下の5つの領域から評価を行います。

  • 会社概要
  • 戦略とコア・コンピタンス
  • コーポレートガバナンス
  • 株主総会
  • 環境・社会活動報告

(4)情報開示の積極性・先進性(配点:18%)

基本情報の一歩先を進んだ情報開示を評価するカテゴリです。個人投資家向け情報や事業トピックスなどのコンテンツ面、メール配信やストリーミングなどの機能面の両面から評価します。具体的には、以下の5つの領域から評価を行います。

  • 情報発信の積極性
  • Web技術の活用
  • IRサイトの信頼感
  • メディア・リレーションズ
  • 英語による情報開示
※カテゴリ名称の変更について

2011年調査では、インターネットでの情報開示が大きく改善した「株主総会」情報や英語による情報提供などの評価をより正確に反映させる目的から、調査カテゴリの枠組みを変更すると同時に、カテゴリ名称を一部変更しています。

  • (1)「ウェブサイトの使いやすさ」 → (変更なし)
  • (2)「企業財務・決算情報の充実度」 → 「財務・決算情報の充実度」
  • (3)「経営組織・戦略情報の充実度」 → 「企業・経営情報の充実度」
  • (4)「きめこまかな情報開示」 → 「情報開示の積極性・先進性」

5. 評価結果について

評価結果は「総合ランキング」「カテゴリ・ランキング」に加え、33業種ごとの「業種別ランキング」、およびジャスダック、マザーズなど国内新興市場に上場する企業のみを対象にした「新興市場IRサイトランキング」もあわせて公表します。

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