ゴメス・コンサルティング株式会社

2010年7月29日
ゴメス・コンサルティング株式会社

「Gomez 大学サイトランキング2010」の発表について
~相次ぐリニューアルにより国立大学サイトの評価が躍進~

ゴメス・コンサルティング株式会社(以下、ゴメス)は本日、「Gomez 大学サイトランキング2010」をゴメスのウェブサイト(http://www.gomez.co.jp/)上で発表いたしました。

この調査では、全国の大学が開設しているウェブサイトの使いやすさや情報の充実度を評価することを目的としており、今回で4回目の発表となります。「ウェブサイトの使いやすさ」と「情報の公開度・先進性」の2つの切り口から、受験生をはじめとする大学サイトユーザーの視点に基づいて設定した245の調査項目により当社アナリストが評価を行い、総合的に優れた大学サイトのランキングを決定しています。

【総合順位】

総合順位における上位20サイトは、以下のとおりです。なお、21位から100位までの順位は、ゴメスのウェブサイトをご覧下さい。

順位 得点 大学名 前回※
1 位 8.75 関西大学(私立・大阪府) 1位
2 位 8.54 東京農工大学(国立・東京都) 5位
3 位 8.45 神奈川大学(私立・神奈川県) 49位
4 位 8.32 横浜国立大学(国立・神奈川県) 170位
4 位 8.32 立教大学(私立・東京都) 2位
6 位 8.31 国士舘大学(私立・東京都) 10位
7 位 8.27 龍谷大学(私立・京都府) 6位
8 位 8.26 東京経済大学(私立・東京都) 138位
9 位 8.25 中部大学(私立・愛知県) 3位
10 位 8.24 近畿大学(私立・大阪府) 12位
11 位 8.23 立命館大学(私立・京都府) 7位
12 位 8.22 電気通信大学(国立・東京都) 110位
13 位 8.21 鳴門教育大学(国立・徳島県) 126位
14 位 8.19 神戸女学院大学(私立・兵庫県) 19位
15 位 8.18 広島経済大学(私立・広島県) 4位
16 位 8.15 京都産業大学(私立・京都府) 30位
17 位 8.14 國學院大學(私立・東京都) 14位
18 位 8.13 流通科学大学(私立・兵庫県) 17位
19 位 8.08 慶應義塾大学(私立・東京都) 11位
20 位 8.06 早稲田大学(私立・東京都) 17位

※前回は「2009年7月 大学サイトランキング」(2009年8月4日発表)

【カテゴリ別順位】

カテゴリ別順位における上位サイトは、それぞれ以下のとおりです。なお、11位から100位までの順位は、ゴメスのウェブサイトをご覧下さい。

ウェブサイトの使いやすさ

順位 得点 大学名
1 位 9.05 東京農工大学
2 位 8.86 立教大学
3 位 8.74 國學院大學
4 位 8.70 静岡県立大学
4 位 8.70 東京医科歯科大学
6 位 8.69 関西大学
7 位 8.60 北星学園大学
8 位 8.55 電気通信大学
9 位 8.53 大妻女子大学
10 位 8.52 愛媛県立医療技術大学

情報の公開度・先進性

順位 得点 大学名
1 位 8.84 立命館大学
2 位 8.82 関西大学
3 位 8.62 流通科学大学
4 位 8.51 神奈川大学
5 位 8.34 東京経済大学
6 位 8.32 中部大学
7 位 8.28 早稲田大学
8 位 8.27 龍谷大学
9 位 8.21 横浜国立大学
10 位 8.18 京都女子大学

【大学タイプ別ランキング】

今回より、ノミネート大学の中から国立大学、公立大学、関東エリア、近畿エリアの私立大学、女子大学の各大学タイプ別ランキング上位20サイトを発表しています。ランキング順位における上位サイトはそれぞれ以下のとおりです。なお、6位から20位までの順位は、ゴメスのウェブサイトをご覧下さい。

国立大学

順位 得点 大学名
1 位 8.54 東京農工大学
2 位 8.32 横浜国立大学
3 位 8.22 電気通信大学
4 位 8.21 鳴門教育大学
5 位 7.97 大阪大学

公立大学

順位 得点 大学名
1 位 7.95 神戸市外国語大学
2 位 7.81 静岡県立大学
3 位 7.64 大阪府立大学
4 位 7.63 横浜市立大学
5 位 7.33 福井県立大学

関東エリア(※1)私立大学

順位 得点 大学名
1 位 8.45 神奈川大学
2 位 8.32 立教大学
3 位 8.31 国士舘大学
4 位 8.26 東京経済大学
5 位 8.14 國學院大學

近畿エリア(※2)私立大学

順位 得点 大学名
1 位 8.75 関西大学
2 位 8.27 龍谷大学
3 位 8.24 近畿大学
4 位 8.23 立命館大学
5 位 8.19 神戸女学院大学

女子大学

順位 得点 大学名
1 位 8.19 神戸女学院大学
2 位 7.92 東京女子大学
3 位 7.89 広島女学院大学
4 位 7.88 日本女子大学
5 位 7.85 大妻女子大学

(※1)関東エリア:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の一都六県に大学本部が所在
(※2)近畿エリア:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の二府五県に大学本部が所在

【ランキング上位サイトの評価理由】

第1位 関西大学(私立)

関西大学のウェブサイトは、使いやすさと情報量の両輪を兼ね備えた優れた大学サイトとして今回も高い評価となりました。ユーザーを迷わせないよう工夫された簡潔かつ分かりやすいナビゲーションにより、イベントサイトや付属機関サイトなどが乱立する大規模大学サイトによくみられる「煩雑性」を解消し、大学サイト全体をスムーズに移動・回遊できる構造を実現しています。コンテンツ面では、従来からの幅広い情報提供に加え、リニューアルされた入試情報サイトなど、継続的にコンテンツを充実させている点も大きな特徴です。

第2位 東京農工大学(国立)

東京農工大学のウェブサイトは、「ウェブサイトの使いやすさ」において今回唯一の9点台を獲得しているように、ユーザビリティ面での高評価が特徴です。特に、情報区分に合わせたニュース・イベント情報の掲載やRSSの複数配信など、ユーザーが求める情報へのアクセス性に優れています。英語版や今回新たに追加された中国語版など、ウェブサイトの多言語対応も同大学の先進的取り組みの一つです。

第3位 神奈川大学(私立)

神奈川大学のウェブサイトは、昨年のリニューアル実施により、サイト全体が大きく刷新されています。ユーザビリティの低下に繋がりかねないトップページのみのリニューアルと違い、同大学は細部にわたって文字通り再構築が行われ、サイト全体の使いやすさを向上させています。コンテンツ面での評価も高く、特に教員紹介コンテンツ「神大の先生」は、同サイトの情報充実度を印象付ける優れた取り組みのひとつです。

【調査結果に対するコメントと全体の傾向】

2010年調査では、前回調査発表から今回調査期間までの約一年の間に、予選調査対象約740大学のうち3割近い大学がサイトリニューアルを実施していました。昨年に引き続き、全体的にウェブサイトの品質向上が続いており、まさに大学サイト転換期が続いています。特に今回の総合順位で目立ったのが、国立大学の躍進です。20位以内の国立大学は昨年の1大学から4大学に増加しています。評価を上げたこれらの国立大学では、「外枠」=サイトユーザビリティの改善だけでなく、「中身」=コンテンツの充実化が図られていることが高い総合評価へとつながっています。

ランキング上位の大学サイトに共通するのは、(1)サイト全体にわたる細やかなユーザビリティ配慮、(2)一定の使いやすさが担保された後も継続的にサイトを充実化させていく取り組み姿勢の高さです。(1)は、リンク先コンテンツの概要説明ページの挿入など、図書館や学部など各オリジナルサイトへのスムーズな橋渡しを実現するための細やかな配慮・工夫が挙げられます。(2)の例としては、学生や教授インタビューなど、ウェブマガジン型の読み物コンテンツの定期的な配信などが挙げられます。

厳しさを増す受験生獲得競争のなか、デザインなど独自性が先行するケースも増えています。他方で、ウェブ・アクセシビリティを含む基本的なユーザビリティを提供することも、公共性の高い教育研究機関のウェブサイトとして求められる要素といえます。

(ご参考)大学種類別および所在エリア別のカテゴリ別平均スコアの比較

  全体 国立 公立 私立 私立(関東) 私立(近畿)
(n=322) (n=48) (n=26) (n=248) (n=103) (n=57)
総合得点 6.84 7.25 6.61 6.79 6.89 6.96
ウェブサイトの使いやすさ 7.12 7.34 7.00 7.09 7.16 7.21
情報の公開度・先進性 6.56 7.16 6.21 6.48 6.63 6.72

【調査内容】

【ノミネートについて】

上記の調査対象サイトについて、23項目による予備調査を行い、一定基準を満たす322サイトを最終ノミネートとしました。(2009年度は248大学)
ノミネート内訳:国立48大学、公立26大学、私立248大学

【前回調査からの変更点】

近年の大学サイト全体のクオリティ向上やトレンドの変化に対応すべく、これまで同様、調査項目の見直しを実施しました。2010年調査における主な変更点は、以下の2点です。

【評価方法】

本調査では、1.「ウェブサイトの使いやすさ」、2.「情報の公開度・先進性」の2つの切り口から設定した合計245の調査項目により当社アナリストが評価を行います。カテゴリごとに算出した得点を基に総合順位を決定し、上位100サイトのランキングを発表しています。

カテゴリ名称 評価内容
ウェブサイトの使いやすさ 大学サイトの使いやすさを総合的に評価するカテゴリです。ユーザーを迷わせないナビゲーション設計、ウェブ・アクセシビリティ、情報の探しやすさ、レイアウトの統一性などを総合的に評価しています。カテゴリは主に以下の視点(サブカテゴリ)で構成されています。
  • デザインと言語
  • 更新情報
  • 表示と操作
  • 情報検索
  • ナビゲーション
  • 情報構成
  • サイトの統一性
  • サイトの信頼性
など
情報の公開度・先進性 ユーザーにとって有益な情報を公開しているかどうかを評価するカテゴリです。また、単に情報を公開するだけでなく、公開方法に様々な工夫を施すことで、情報に付加価値をつけようとする大学の試みを、サイトにおける「先進性」として評価しています。カテゴリは主に以下の視点(サブカテゴリ)で構成されています。
  • 入学試験情報
  • 就職情報
  • 資料請求とFAQ
  • アカウンタビリティ
  • 大学紹介コンテンツ
  • 大学の取り組み
  • オープンアクセス
  • ウェブ広報の先進性
など

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