ゴメス・コンサルティング株式会社

2008年11月21日
ゴメス・コンサルティング株式会社

「業界別サイトパフォーマンス動向」の発表について

ゴメス・コンサルティング株式会社(以下、ゴメス)は本日、Webサイトパフォーマンス測定ツールGomez Performance Networks(以下、GPN)で計測した「業界別サイトパフォーマンス動向」を発表いたしました。

ヤコブ・ニールセンの調査(※)では、ユーザーの思考の流れが途切れないレスポンスタイムの限界は1秒であり、1秒近くになるとユーザーは直接操作している感覚がなくなる(違和感を覚える)と言われています。表示速度の悪化はユーザーの離脱率増加や再訪問率低下などにつながり、サイト運営企業の収益にも悪い影響を及ぼします。

業界別Webサイトのトップページにおける表示速度結果は以下の通りです。

測定期間:2008年10月13日(月)~2008年11月9日(日)の4週間
測定環境:国内2箇所のデータセンターから外部インターネット環境を通して各サイトのトップページ表示速度を計測。(10Mbpsのネットワーク接続環境)

【業界別トップページ平均表示速度】

【業界別トップページの平均稼働率】

【業界別トップページ表示速度1位の状況】

銀行サイトでは上位の6行までが1秒台、証券サイトにおいては上位の4社までが1秒台となり、いずれも安定的なシステムを重視する金融業界の特徴が出ました。

業態別には、ネット専業銀行の平均が2.981秒、大手銀行の平均が2.213秒となり、大手銀行のほうがより平均表示速度が速い状況でした。また、ネット専業証券サイトの平均は3.352秒、大手証券サイトの平均は2.381秒でした。

航空サイトでは、第1位のスカイネットアジア航空が平均0.502秒と表示速度が速い状況ですが、これはFlashファイルのダウンロードのみの時間を計測しており、そのローディング時間を含んでいないことによります。 そのほかの航空サイトでは、平均2秒台での表示速度のサイトが多い状況でした。

不動産サイトは上位の9社までが1秒台の表示速度となっており、1ページの情報量が多いサイトにもかかわらず良好なパフォーマンス結果となりました。

新聞サイトは今回の5つの業界の中では最も遅く平均表示速度は2.947秒でした。

サイト稼働率はいずれの業界も100%を切っており、ユーザーにとって画面が表示されないタイミングがあることを示しています。これはサイト運営企業にとって収益機会を逸していることも想定されます。

Webサイトの表示速度が遅くなる原因は多岐に渡りますが、一般的にはサーバー/ネットワークのスペックに加え、アプリケーションプログラムの複雑さ、1ページのページバイト数やオブジェクト数、JavaScriptやCSSの処理の複雑さなどが要因となります。

ゴメスでは、表示速度の客観的な測定とその改善施策をサイト運営企業にご提供することにより、ユーザーにとって満足度の高い、安定的で速度の速いWebサイトの実現をサポートしてまいります。

これに関連しゴメスでは12月1日(月)、12月2日(火)に「サイトパフォーマンス管理のためのGPN活用セミナー~パフォーマンスの向上でコンバーション率アップへ~」を開催します。詳細につきましては別紙プレスリリースまたはセミナー情報ページ(https://www.gomez.co.jp/seminar/index.html)をご確認ください。

(※)「反応時間-3つの重要限界」より ヤコブ・ニールセン博士著
ヤコブ・ニールセン:デンマーク工科大学出身、工学博士。
ウェブサイトにおけるユーザビリティ研究の第一人者。

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